それはある日の中古屋で。
このお話は、昔私が使っていた古いパソコン(PC-9801VX)で『やってしまった』ゲームのお話です。
そのPCは当時(もう10年近く前)でさえ古いPCでした。 んがー、んっ…んっ…んっ…んがー、がっがっがっが、んーんー なんて音がフロッピーにアクセスするたびに響くイカしたPC。 なんて暗そうな(そして危険な)ジャンル。ああ、こんな怪しげなジャンルのゲームがあるなんて…。 |
起動しちゃうぞこの野郎。
さてさて、自分の家に帰ってきたら、とりあえずマニュアルも見ないで んがー、んっ…んっ…んっ…んがー、がっがっがっが、んーんー いつも通りの読み込み音の後に、BEEP音が聞こえるスピーカーから、おどろおどろしい音楽が流れてきました。 そして出てきた画面が↓これ。 バックには心臓に悪そうなドドデデデドドデドデドデなんて音楽が流れてるし…。 ああ、いい買い物した! って本気で思いましたね。オープニングからこんな熱いなんて嬉しくて嬉しくて。
心臓に悪いオープニングが終わって、場面は病院の入り口に変わります。 濃い顔の看護婦さんが迎えてくれました。 「ハロー、ドクター。ようこそツールワーク総合病院へ。」 早速メディカルスクールへと足を運ぶドクターはぎ。 ついた先にはもう研修医の皆さんと講師の方が来ていました。
ふんふん。まーここでチュートリアルな物みれるのね。OKOK。
↓患者さん
ふむ。なるほどなるほど…(って情報これだけかよ…)
えい。つんつん。
痛みは無いですか…。そうですか…。(どうすればいいのよ。) 観察 …の6個。大きい文字がドクターを誘ってますが、なんか「すごい事」になりそうなので今回は控えておきます。
ふーん。骨…だね。骨…かぁ…お腹痛いんだよねぇ。そーかーぁ。
(思考時間15秒)
んー。おし!結論!患者さん!
あなたの腹痛の原因は気のせいです。
んでクリップボードには「観察」にチェックっと…。
やってもうた…
BEEPスピーカーからは携帯の着メロよりしょぼい短音で葬送行進曲。
いや…死亡させたのにその温情お裁き…。 シム日記じゃないですけど、やっぱりここでもドナドナを歌いたくなりますね。 ハァ…こうして診断第一発目は幕を閉じました。 続きへどうぞ。
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