「俺とコーヒー牛乳」

僕が「雪見大福」さえあれば生きていけるなんて思っているのは

君の幻想だ。 それは僕じゃない。


君の優しさは 「君へ」の優しさであって 「僕」に対しての優しさではなく

ベランダで焼かれた 3年前の彼からの手紙の束と その時無くした

「君の想ひ出」に対する優しさだ。


今日、僕は宣言する。

ワイルドでクールなダンディになるために。


「俺とコーヒー牛乳」

君からの 君の優しさから 出来るだけ遠くへ 逃げ出す為に

腰に手を当てて 飲み干してやる。 一気に 飲み込んでやる。


「俺とコーヒー牛乳」

風呂上りじゃなくたって飲めるさ 真夜中だってかまわない

一番肝心なのは 「俺の 俺のための オンリー俺の為の コーヒー牛乳」


そうさ 真夜中だって かまわないんだ。
                      終
{評価}
うーん。何だか意味深な内容ですね。(ってホントに意味深か!?)
このポエムの前に、どんな事件があったのでしょう?
「僕」がこれほどまでに「コーヒー牛乳」で変わりたかった事とは?
何だか作者まで気になってしまいます。
作製時間が僅かだったわりには、なかなか楽しいのではないのかなって
思ってます。この物語の続きは、今宵、アナタの夢の中で・・・。
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