第二日 労働。
さてさて、原始人で仕事を得る事が出来るか挑戦する四郎です。
今回から少しだけ高画質!ちんこもクッキリハッキリ!でも修正はしないよ!
四郎「ふんふん。」
二回目ともなれば度胸もつきます。兄の愛を借りずに一人でできる四郎。
プルルルルルル…
受付嬢「はーい。お待たせしましたー。こちらシムタクシー株式会社ですー。」
四郎「新聞で求人を見た者です。」
受付嬢「はーい。面接ですかー?」
四郎「一つ聞きたいのですが。」
受付嬢「どーぞー。(ん?…今朝の全裸?)」
四郎「勤務中の服装はジーパン以外なら大丈夫ですか?」
受付嬢「ええ。(やっぱり全裸か!?)」
四郎「原始人はだめですか?」
受付嬢「…………はい?」
四郎「全裸じゃなくって原始人にグレードアップしたんですけど…だめですか?」
受付嬢「……原始人でもだめです。」
ガチャ
原始人玉砕
四郎は肩を落として兄者の元へ行きます。
一郎たちは服を着替えて全裸で待ってます(いや。別に全裸で待たなくても良いんだけどね)
四郎「兄者…」
次郎「おお弟者。どうだった?」
四郎「……」
一郎「どうした?四郎弟者?」
四郎「だめ…だった。」
三郎「原始人でもか?」
四郎「うむ…原始人でもだめらしい…。」
次郎「そうか…」
重苦しい雰囲気が兄弟を包みます。
次郎「歌う…か。」
ぽつり、と次郎が言います。
一郎「そうだな。久々に歌うか…」
三郎「悲しいときは歌だよな。」
四郎「そうだな。兄者…庭へ行こう。」
つらいとき、悲しいとき、歌って言うのはいい物ですね。
きっと兄弟もこうやって励まし合ってきたのでしょう。泣けますね。悲しいですね。
初日に午後のお茶を楽しんだ、たき火のまわりに集まります。
ギターはもちろん次郎。
兄弟みんな火をみつめて歌い出します。
次郎「あーるー晴れたーひーるーさがりー…♪」
やはり、こんな時のテーマ曲にはドナドナでしょう。
彼らの心の荷馬車は揺れっぱなしです。
次郎「かわいーいこーうーしー売られーてーいーくーよー♪」
次郎「かなしそーなひーとーみーでーみーてーいーるーよー♪」
全員「ドナドナドーナードーナー…♪」
次郎「子牛をのーせーてー」
全員「子牛をのーせーてー♪」
次郎「ドナドナドーナードーナー」
全員「ドナドナドーナードーナー…♪」
次郎「荷馬車は揺れるー」
全員「にばしゃーはーゆーれーるー♪」
次郎「はい。くりかえしー。」
全員「ドナドナドーナードーナー…♪」
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・・・・・
こうしてドナドナの夕べは更けていきます。
と、そこに…
通りすがりのおっさん「お?いい歌じゃないか?」
酔っぱらったおっさんが兄弟に声をかけます。
次郎「どうも…はいーリフレイン〜♪」
次郎はおざなりに返事してさらに歌い続けます。
兄弟は忘我の世界。
しばらく見ていたおっさんですが、つまらなくなって去ってしまいました。
(日記本筋とは全く関係ないです。ほんとに急に来てぼんやり見て去ってったおっさんです。)
こうして二日目の夜はドナドナ・ナイトで更けていきました………。